研修医・学生の皆さんへ
先輩の声・活動報告
胸部・内分泌・腫瘍外科学教室では、大学では主として呼吸器外科、食道外科、乳腺外科、甲状腺外科の修練を行い、関連施設においては前述の専門領域に加えて一般外科、消化器外科の修練を行うことで、幅広い外科修練が可能です。徳島大学を基幹として、県内のみならず、四国各県、関東や沖縄にも関連病院を持ち、皆さんの生活基盤に合わせた「希望の場所」で「希望の修練」を受けることが可能であることが強みです。
医師として、外科医として成長できるフィールドを用意して、若き精鋭を待っています。しっかりとした目標を持ち、働き甲斐を感じながら、充実した外科研修の道を歩みませんか?
教室紹介
当教室は、徳島大学第二外科として昭和29年に開講し、70年の歴史を有する教室です。平成20年に教室名は現在の胸部・内分泌・腫瘍外科学講座に改称されました。診療科再編により呼吸器外科、食道・乳腺甲状腺外科を診療科目として担当していますが、全ての領域をカバーしていた第二外科の伝統を引き継ぎ、専門分野に限らず全人的に患者さんを診ることができる外科医の育成を目標としています。

- 教室の特徴
- 様々な領域の外科診療だけでなく、救急から緩和ケアまで幅広く経験することで、全人的治療ができる外科医を育成しています。一方、それぞれの教室員が高い専門性を持つことで、教室全体として高いレベルの医療を提供しています。
当教室の外科医育成の道しるべ
卒後5年目には、外科専門医を取得し、その後さらに数年のサブスペシャルティ領域研修を受けた後、消化器外科専門医、呼吸器外科専門医、乳腺専門医、内分泌外科専門医の取得が可能です。まずは、最短で外科専門医を取得できるように研修を行います。大学での研修期間においては、心臓血管外科、消化器・移植外科、泌尿器科との連携により、外科専門医に必要とされる全ての領域の手術経験を積むことができます。また、関連施設で研修する場合は、ハイボリュームセンターを中心に修練を積み、専門医取得に必要な症例を短期間に経験できるよう人事についても配慮しています。
それ以外にも努力次第で、食道外科専門医、消化器病専門医、呼吸器専門医、気管支鏡専門医、検診マンモグラフィ読影認定医、がん治療認定医など多様な資格が取得可能です。
当教室では、各個人の希望、モチベーションに合わせて資格取得を目指すことができる道しるべを考えていきます。大学病院だけでなく、充実した関連施設群での研修を行い、豊富な外科診療経験を積んでいきます。手術経験を積むだけでなく、学会や論文発表を経験することで外科医としての成長を促します。また、学位取得や、海外留学、国内研修も外科医としての成長のステップの中に組み込んでいくことができます。それぞれの道で活躍できるように教室はサポートします。
専門医取得の仕組み
外科における専門医の資格は、まず「1階部分」の外科専門医があります。この外科専門医を取得することで、次の段階である「2階部分」の専門医(サブスペシャルティ)を取得することができます。
当教室における外科医のキャリア形成について示しています。卒後研修期間から、外科専門医取得に必要な症例を経験し、取得可能な時期(卒後5~6年目)に外科専門医を取得します。外科専門医取得後は、臨床経験をさらに積むために関連施設で修練したり、学位取得を目指し大学院へ進学したり、海外研究施設へ留学をしたりと様々な方向性があります。そして、専門分野を決定し、サブスペシャルティを目指し、それぞれの目標に向かって進みます。
当教室の関連施設の紹介
当教室の関連施設は、徳島県内のみならず四国各県、東は茨城や埼玉、南は沖縄まで数多くの施設と連携しており、皆さんの目標(専門性)に沿った研修ができる環境を整えています。
研修医・学生向けのハンズオンセミナー
教室では、研修医や学生向けのハンズオンセミナーを定期的に開催しております。ドライボックスやシミュレーターを用いて、実際に近い手術手技を体験できます。腸管モデルを用いて、手縫い操作で腸管吻合を行ったり、手で結紮する手技も学べます。胸腔鏡のシミュレーターを用いて、動物の肺の手術操作も体験することができます。参加したいと思ったら、ご連絡ください。こちらからも定期的に発信しています。メールでの参加依頼もウェルカムです。
少しでも興味があるのであれば、ぜひ医局へ相談に来てください。必ず思っている道に進むことができると思います。
メールでの相談でも結構ですので、ご連絡ください。待っています!!