教室紹介

初代教授高橋 喜久夫[在任期間:昭和29年-昭和40年]

徳島大学胸部・内分泌・腫瘍外科(旧第二外科)の歴史は、昭和29年11月に九州大学第二外科から高橋喜久夫先生が初代第二外科の教授に就任してから始まります。当時の研究室は兵舎を改築して作られたものでした。
高橋教授は昭和30年代に呼吸器外科の主流であった肺結核手術の権威であり、昭和40年に日本胸部外科学会を主催しました。

第2代教授井上 權治[在任期間:昭和41年-昭和59年]

昭和41年に、第2代教授として愛知県がんセンターから井上權治先生が就任しました。井上教授は肺癌を専門としており、昭和53年に日本肺癌学会を主催しました。また、教室は乳癌診療にも注力し、全国に先駆けて乳癌検診事業を開始しました。教室出身の森本忠興先生(徳島大学名誉教授)は日本乳がん検診精度管理中央機構設立の中心的役割を担い、また機構の初代理事長として乳癌検診の普及と精度管理に大きく貢献しました。

第3代教授門田 康正[在任期間:昭和60年-平成16年3月]

昭和60年に、第3代教授として大阪大学第一外科から門田康正先生が就任しました。門田教授も肺癌を専門としており、平成12年に日本呼吸器外科学会を主催しました。また、門田教授は重症筋無力症の外科治療についても研究をすすめ、以後胸腺外科は教室の得意分野となりました。教室は呼吸器外科、心臓血管外科、消化器外科、乳腺内分泌外科の広範囲で診療・研究を担いました。昭和61年には本学心臓血管外科の開設に伴い、教室の加藤逸夫講師が初代教授に就任しました。平成14年に組織改編に伴い、教室名は第二外科から病態制御外科へと変わりました。

第4代教授丹黒 章[在任期間:平成16年12月-令和3年3月]

平成16年12月に、第4代教授として本学出身で山口大学第二外科助教授であった丹黒 章先生が就任しました。丹黒教授は食道癌と乳癌を専門とし、ピンクリボン運動の啓発事業にも熱心に取り組みました。平成29年に第42回日本外科系連合学会学術集会、令和2年に第74回日本食道学会学術集会を徳島で主催し、令和元年・同2年の第72回・第73回日本胸部外科学会定期学術集会ではプログラム委員長・分野会長を務めました。また、平成29年より丹黒教授は医学部長に選任され、本学の医学教育の発展にも貢献しました。組織改編により、平成20年に教室名は胸部・内分泌・腫瘍外科に変わりました。