【アンケート企画】大学病院勤務を終えて:細川暉雄先生

 新年度が始まり半月あまりが過ぎましたが、いかがお過ごしでしょうか。どの病院も新しいメンバーと心機一転頑張られていると思います。
新年度最初のアンケート企画として、昨年度に当科入局、3月まで一緒に働いた細川暉雄先生に大学病院で外科医生活最初の1年間を終えての感想をアンケート形式で答えていただきました。

 

Q1:大学病院での勤務を終えての率直な感想をお願いします。

徳島赤十字病院での初期研修を終えて外科専攻医としてスタートした1年で、振り返るととても楽しい1年でした。胸部・内分泌・腫瘍外科学教室では、呼吸器、食道、乳腺、甲状腺といった幅広い分野の手術をしており、様々な手術の基本を学ぶことができました。

 

Q2:昨年度1年間に執刀した手術、行った検査について教えてください。

呼吸器手術22例(肺葉切除5例、区域切除2例、部分切除9例、その他6例)

乳癌手術25例(乳房全摘9例、部分切除16例)

甲状腺手術12例、腹部手術6例、気管支鏡検査13例

 

Q3:印象に残った手術について教えてください。

初めて血管の処理を行った肺葉切除の手術はとても印象に残っています。肺動脈のトンネリングでは、自分の操作次第では、大量の出血をきたす可能性もあり慎重に剥離する中で、集中力と緊張で押しつぶされそうなくらいでした。

 

Q4:これはもう少ししておけば良かったなという反省点があれば教えてください。

最初の頃から手術の復習を自分だけでなく、先輩方と一緒にしていただくべきだったと思います。先輩方に一緒に手術動画を見ていただくと自分が思っていたよりも細かく手術操作についてご指導くださり、とても勉強になりました。

 

Q5:細川先生は4月から徳島赤十字病院での勤務です。初期研修をしていたアドバンテージはありますが、今回は外科レジデントとしての勤務で求められる役割も初期研修時代とは違うと思います。今年度の目標について教えてください。

初期研修医時代には第2助手として手術に参加することが多かったのですが、外科専攻医となり執刀医、あるいは第1助手として手術に参加することが多くなります。そのためには、呼吸器領域の手術はもちろんのこと消化器領域の手術をする機会もあるため、まずは、一般外科医として求められる技量を身につけたいと思います。

 

 

細川先生、新しい職場で大変な中、ありがとうございました。細川先生は昨年度、第一子の誕生や約1カ月の育休取得などライフイベントもありながら臨床業務もしっかりこなしてくれました。徳島日赤でさらに多くの研鑽を積んだ先生とまた一緒に働ける日を楽しみにしています。

追記)胸部・内分泌・腫瘍外科学教室は若手外科医に豊富な執刀機会を与えられる環境が整っております。そして、一緒に働く仲間を随時募集しております。

2024.04.15