手術トレーニングを行いました。
12月16日、石井にある徳島大学バイオイノベーション研究所で、手術トレーニングを行いました。参加者は、後藤先生、藤原先生、研修医1年目の伊藤先生と私でした。今回で2回目であり、前回のトレーニングを通して今回行いたいことを考えました。それは作成した胃管と頸部食道との吻合(mCollard吻合)です。
今回、外科を目指している研修医1年目の伊藤先生に執刀してもらいました。胃の手術は初めてと言っていましたが、大変スムーズに胃の血管や剥離を行っていました。熱意の入った指導医たちのアドバイスやコメントをすべて吸収し、ほとんど出血なく、胃の剥離を終了しました。開腹操作に移り、頸部まで余裕で挙上できる良好な胃管を作製できました。
そして、今回行いたかった頸部操作です。ほぼいつも行っている頸部操作と同様に、総頚動脈の内側から食道に到達し、全周性に食道を剥離、反回神経も確認することができました。食道を離断し、mCollard吻合を行い、吻合までできることがわかりました。毎回勉強になるトレーニングで、伊藤先生にも大変満足いただきました。外科医を目指して、これからも頑張ってほしいです。
非常に有意義な、実りのあるトレーニングを行うことができました。ご協力いただきました皆様、付き添っていただいたセンターのスタッフの方々、大変ありがとうございました。
井上聖也
2024.12.17