新入職Dr.アンケート:竹原恵美 先生編

 朝夕は冷え込む日が増えてきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。少し間が空きましたが、アンケート企画の第二弾です。今回は平成28年卒業、4月から大学病院へ戻ってきた竹原恵美先生に答えていただきました。

 

Q1:大学に戻ってから約半年が経ちましたが、大学病院には慣れましたか?

なんとか慣れてきたところですが、11月から食道・乳腺外科のローテーションに変わります。また新しく覚えることが出てきますが、年のせいもあり適応するのが若干大変です。

 

Q2:先生は高知、徳島の関連病院勤務を経て戻ってきましたが、関連病院ではどのような経験をされましたか?

呼吸器・乳腺・甲状腺から消化器に至るまで、医局や大学の垣根なくご指導いただきました。学年を重ねるごとに経験できる範囲は狭まっていくと思うので、非常に貴重でした。

 

Q3:久しぶりに戻ってどうでしたか?前の病院よりブラックでしたか?

どの病院もそれぞれに工夫していますので、比べるのは難しいです。
大学に関しては、正直いわゆる「ホワイト企業」かといわれると、個人の尺度にもよるので何とも言えませんが、以前勤務していた時期より働き方改革は確実に進んでいると感じます。特にカンファレンスがほぼ時間内に終わるのには驚きました。

 

Q4:先生は現在ママさんドクターとしてお子さんの子育ても頑張っています。育児と外科医生活の両立は正直しんどいですか?

子供のいないときのような、自分の自由に時間を使って仕事ができないのは悲しいですが(できなくなって初めて気が付きました)、今は育児・家庭と仕事のいいバランスを模索中です。

 

Q5:先生は来年医師10年目で見える景色も働きはじめのころとは異なっていると思います。当科に興味を持ちHPを見に来てくれた学生や研修医の後輩たちに中堅ドクターの立場から一言お願いします。

外科は直接的に患者さんを治療した実感を得やすい診療科ですが、同時に自分自身の成長も実感もしやすく、日々充実して過ごせます。これまで、外科はきつい、などとも言われてきましたが、そんなことはありません。大切なのはチーム一丸となって支えあうことだと思います。私も今周りに助けていただいている分、次はこれから外科医を志す後輩の皆さんに還元していきたいと思っています。ぜひ私たちと一緒に働きましょう。

 

 

竹原先生ありがとうございました。成長した先生とまた働けてうれしく思います。「子育てをする女性外科医」は当科だけでなく外科全体の重要課題です。「育児と外科医としてのキャリア」を両立できるよう教室全体で取り組む必要があると考えています。当教室もまだまだ不十分ですが、竹原先生をモデルケースに未来の女性外科医、ママさん外科医を目指す人が増えていく医局となるようみんなで頑張っていきたいと思います。

文責:宮本直輝

2024.11.18