新入職Dr.アンケート:井﨑富由実 先生編

 県内も梅雨入りし、すっきりしない日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。少し遅くなりましたが、今年度から大学病院勤務となった3名のDr.紹介をしていこうと思います。
関連病院の先生方や進路選択を迷っている学生・研修医の先生にもご覧いただけましたら幸いです。

第一弾は令和2年卒業、新入局の井﨑富由実先生です。

 

Q1. 新年度が始まって約2カ月経ちましたが、大学病院には慣れましたか?

初めは環境が全く変わった中で右も左も分からない状態でしたが、2カ月経って大分慣れてきたように思います。まだまだ上級医の先生方にお世話になりっぱなしですが、はやく仕事を覚えてよりよい診療をしようと日々を過ごしているところです。当科の3年目の新入局員は私1人ですが、他科には大学時代や研修医時代の同級生が多くいますので、とても心強いです。

 

Q2 .研修医時代のことを簡単に教えてください。

徳島大学卒業後は徳島赤十字病院で研修を行いましたが、救急をしっかり学びたいという点と、外科の手術症例が多いという点で選びました。進路を外科と決めていたので、一般外科はもちろん、脳外科や整形外科、心臓血管外科など外科系は多くローテートしました。日赤の先生方は皆さん熱く丁寧に指導して下さり、とても充実した研修を行うことができました。1つだけあげるとすれば、研修医時代は完全にコロナの時期とかぶってしまい、歓送迎会や大勢でのイベントができなかったのでそれが少し残念でした。

 

Q3:当科への入局を決めたのはいつ頃ですか?決めては何でしたか?

入局を決めたのは研修医2年目の夏頃です。もともと外科に進むことは大学入学前から決めていましたが、二外科に興味を持ったのは大学3年生の研究室配属からでした。5年生で実習を回ったときも医局の雰囲気が良く、担当の先生も丁寧に指導して下さったのでとても充実した楽しい実習でした。特に肺の手術に惹かれ、そこからはほとんど進路に迷うことなく、呼吸器外科志望として研修医2年間を過ごしました。ただ、研修中に呼吸器以外にも消化器など幅広く手術をしたいという思いもでてきましたので、呼吸器・食道・乳腺・甲状腺と様々な分野があり、専門医を取得する上で選択肢の幅が広い当科は私にとって非常に魅力的でした。多くの関連病院があり、それぞれ違った環境下で働くことができるというのも決め手のひとつです。

 

Q4:入ってみてどうでしたか?ブラックでしたか?

ブラックではないです!やはり外科なりの忙しさはあると思いますが、上級医の先生方は些細な事でも相談にのって下さいますし、この2カ月仕事をする上でストレスを感じた事はありません。完全な新人が私だけなので、先生方の技術や知識に圧倒され、力不足を感じる事も多いですが、必死についていこうと頑張っています。

 

Q5:少し時間は経ってしまいましたが今年度の抱負を教えてください。

一つでも多くの手術を完遂できるように頑張りたいです。

 

Q6:このHPを見に来てくれた学生や研修医の後輩たちに一言お願いします。

二外科は医局の雰囲気も良いですし、分野としても多様で幅の広い診療を行えるという点でとても魅力的な科だと思います。もし外科に興味を持っている方がいれば、是非当科も選択肢の一つとして考えて頂ければ嬉しいです。

井﨑先生、ありがとうございました。先生の働きにはいつも助けられています。

県内のコロナ感染は落ち着きつつありますが、以前のような日常に戻るにはまだ時間がかかりそうです。不自由な生活が続いていますが、皆で頑張って乗り越えましょう。

文責:宮本直輝

2022.06.16