第15回日本乳癌学会中国四国地方会に参加しました。

第15回乳癌学会中国四国地方会
  2018年9月1-2日に開催されました第15回乳癌学会中国四国地方会に参加しました。今年の会場はサンポートホール高松 / かがわ国際会議場・展示場でしたので、日帰りでの参加となりました。
  朝一番のプログラムであるパネルディスカッション「乳腺外科における男女共同参画の実践を目指して~仕事・生活・家庭におけるキャリアアップを考える~」に徳島赤十字病院の川中妙子先生がパネリストとして発表されていました。家庭と仕事の両立については、ひとそれぞれ環境が違うため、正解のない課題の多いテーマだと思います。ただ円滑に家庭生活や仕事をすすめるための環境は、他人に揃えてもらうものではなく自分で整えるものだと考えます。家庭と仕事の両立には大きな覚悟と継続的な努力が必要とも思います。
  地方会の発表では、各施設や各先生方が苦労された症例、治療に難渋された症例についての内容が多く、本当に参考になります。まさしく明日からの診療に取り入れられる内容が多く、学術集会とは違った良さがあると感じます。私は当院での“遺伝性腫瘍に対する取り組み”について発表し、会場と座長から有意義なコメントをいただきました。
  9月1日の懇親会ではそれぞれ赤ワインと白ワインで利きワインをするという『格付けチェック』が開催されました。第15回乳癌学会中国四国地方会
丹黒教授は赤ワインと白ワインともに難なく利きワインされ『一流』と格付けされました。懇親会のあとには、伊藤外科乳腺クリニックの安藝史典先生からお誘いいただきました食事会に参加しました。参加者は広島の角舎学行先生(広島大学病院)、岡山の山本裕先生(川崎医科大学)、野村長久先生(川崎医科大学)、高知の安藝史典先生、本田純子先生(国立高知病院)、沖豊和先生(高知大学医学部附属病院)、香川の橋本新一郎先生(香川大学医学部附属病院)、愛媛の亀井義明先生(愛媛大学医学部附属病院)、徳島の日野直樹先生(徳島市民病院)、川中妙子先生、武知浩和先生(徳島大学病院)、森本の総勢12名でした。普段であればお話しする機会のない先生方と親睦を深めることができて本当に楽しい食事会でした。

  日々自分の能力や容量を超える業務におわれ、後悔したり落ち込んだりすることが多いですが、今回の学会・食事会参加を通して、日々前向きに精進しようと思いました。

森本雅美

2018.09.03