第16回国際食道疾患学会議に参加しました。

ISDE2018

  9月14日~21日まで,ISDE(国際食道疾患学会議)に参加しました.
今回は,丹黒ご夫妻,西野先生,井上の4人で行って参りました.
学会は,9月16日~19日に開催されました.会場は,歴史あるウィーン大学内で行われました.日本以外の大学に入ることもできるかどうかの体験であり,さらに講義室の中で口演ができることが,非常に緊張となりました.今回の学会では,丹黒先生の座長があり,西野先生,井上はオーラル発表でした.初めての英語での発表であり,とにかく緊張しかありませんでした.学会期間中はすべての日に会場に足を踏み入れ,英語発表を聞き,討論を勉強しました.朝から夕方までは,学会に参加し,その後は市内の観光に回り,ウィーンの歴史を知り,圧倒される建物,芸術,思考などを勉強しました.
そして,丹黒先生の座長では,様々なハプニングがありました.演者に怒ったスペイン系の食道外科医がいたり,中国人女性の発表の時にものすごい討論になったり,見ている僕たちもヒヤヒヤしていました.そのような中,丹黒先生は討論をまとめ,無事にセッションが終わりました.セッションが終わった後も演者たちとも会話をしたり,僕も少し会話に混じったりで,本当に充実した学会でした.
また,西野先生の発表も堂々たるものでした.周囲の関心も強く,世界でも興味深い発表でした.さらに質問にも教授オーディエンスもなく,こなされていました.すばらしい発表でありました.
最終日,私の発表がありました.発表はなんとかいけましたが,質問にたじたじでした.遺伝子系の発表であり,世界の人にも興味を持ってもらい,非常に難しい質問をされました.質問も理解できず,教授オーディエンスにて乗り切れました.教授,ありがとうございました.
そして,発表の後は,レディー・ガガも好んだレストランで最後の晩餐を行いました.とてもおいしい郷土料理を堪能しました.

非常に勉強になったウィーン国際学会で,これからの医者人生のレベルアップに繋がった学会でした.帰りは,日本が7-8時間早く,体がついていけない状況でした.今回の学会では,これからもさらなる上を目指して頑張っていこうという向上心が芽生えました.

留守中に病棟を守っていただいた先生方,本当にありがとうございました.貴重な経験をすることができました.

井上聖也

 

ISDE2018

【発表演題】
The Effects of the Herbal Medicine Daikenchuto (Tj-100) after Esophageal Cancer Resection, Open-Label, Randomized Controlled Trial
 Akira Tangoku

Diagnostic Utility of Endobronchial Ultrasonography for the Tracheobronchial Invasion of Esophageal Cancer
 Takeshi Nishino

Treatment Strategy of Esophageal Cancer from the Expression of HER2 and EGFR
 Seiya Inoue

2018.09.25