『第32回日本乳癌学会学術総会』に参加しました。
2024年7月11日~13日に仙台で開催された、第32回日本乳癌学会学術総会に参加しました。
私は厳選ポスターのセッションで、「エリブリン投与中の病勢進行形式と末梢血総リンパ球数の関係について」という演題で発表させていただきました。今後このテーマに関して、さらに検討を深めていければと考えております。
また、昨年から活動を開始した日本乳癌学会若手乳腺診療医のグループである「MIRAY1」に当科からは笹先生と行重が参加させていただいております。昨年からのMIRAY1ブース設置に加え、今年はMIRAY1フォーラムを初めて開催しました。学生や研修医、専攻医などを対象として、キャリアプラン・ワークライフバランス・海外留学/ネットワーク形成・研究の4つのテーマを軸に参加者と直接意見交換を行うといった形式のもので、当日は185名もの皆さんが参加してくれました。全国にたくさんの乳腺診療に興味を持ってくれている若い先生方がいることがわかり、これからも一緒に乳腺診療を行う仲間が増えるように活動していきたいと思います。
今回、徳島大学からは5年生の学生2名が学会に参加しました。学生さんは初めての学会参加でしたが、朝早いセッションから積極的に聴講に来ていました。他大学の学生と交流を持つ機会もあったようで、今回の学会参加が今後につながる良い機会となっていればいいなと思います。
最後になりましたが、留守中病棟などお世話になった先生方、ありがとうございました。
文責:行重佐和香
【発表演題】
《特別企画》20年後に最適な乳がんにおける地域連携、役割分担を明らかにする
井上寛章
《厳選ポスター》エリブリン投与中の病勢進行形式と末梢血総リンパ球数の関係について
行重佐和香,井上寛章,乾 友浩,笹 聡一郎,三崎万理子,鳥羽博明,後藤正和,滝沢宏光
《ポスターディスカッション》CDK4/6阻害剤における有害事象とCARGスコアについての検討
井上寛章,笹 聡一郎,三崎万理子,乾 友浩,行重佐和香,宮本直輝,森下敦司,
鳥羽博明,後藤正和,滝沢宏光
《一般演題》当院における周術期トリプルネガティブ乳癌に対するペムブロリズマブの使用経験
笹 聡一郎,井上寛章,行重佐和香,乾 友浩,三崎万理子,細川暉雄,森下敦司,後藤正和,
鳥羽博明,滝沢宏光
《一般演題》ペムブロリズマブ投与中に下垂体機能低下を認めたトリプルネガティブ乳癌の1例
細川暉雄,井上寛章,乾 友浩,行重佐和香,笹 聡一郎,三崎万理子,後藤正和,鳥羽博明,
滝沢宏光
《一般演題》当院におけるトラスツズマブデルクステカン投与例の検討
乾 友浩,井上寛章,細川暉雄,行重佐和香,笹 聡一郎,三崎万理子,後藤正和,鳥羽博明,
滝沢宏光
《一般演題》術前診断が困難だった乳腺粘液癌肝転移の1例
三崎万理子,井上寛章,行重佐和香,乾 友浩,笹 聡一郎,後藤正和,鳥羽博明,滝沢宏光
《一般演題》術前化学療法後に手術を含めた集学的治療を拒否したHER2陽性局所進行乳癌の1例
阿部祐也,井上寛章,笹 聡一郎、三崎万理子,乾 友浩,行重佐和香,鳥羽博明,後藤正和,
滝沢宏光
《一般演題》Pembrolizumab投与後に好酸球性肺炎をきたしたトリプルネガティブ乳癌の1例
藤本啓介,法村尚子,久保尊子,中川靖士,監崎孝一郎