2月17日に当科が事務局を務める第44回四国食道疾患研究会学術講演会が、愛媛県松山市の中心部にある松山市総合コミュニティセンターで開催されました。松山は丁度、椿祭りが行われており、天候にも恵まれ、街中が活気にあふれておりました。
　参加者は、総勢29名と去年よりも多くの先生方にご参加いただきました。演題も16演題と多く、食道疾患に関連する興味のある演題ばかりでした。
当教室からは4題発表し、多くのご意見や評価をいただき、大変勉強になりました。また、以前のような活気のある食道疾患研究会に戻ったと思い、感激しました。四国の食道外科の先生方と交流することができ、現状も知ることができ、我々ももっと頑張っていこうと思いました。
　特別講演には、今年度8月から愛媛大学　消化器・腫瘍外科の教授に就任された押切太郎先生にご講演をいただきました。ロボット手術における食道手術の利点、さらにトラブル症例について提示をいただき、大変勉強になる内容でした。ありがとうございました。
　今年から、研究会後に懇親会を開催することとし、ほとんどの世話人の先生方が集まってくれました。比較的年齢も近い先生方で、日常診療などでの楽しい話等々、いっぱい話すことができ、四国での絆ができた会でした。今後も事務局として、交流を続けていき、四国の食道外科がレベルアップしていけるよう頑張っていきます。今後ともよろしくお願いします。

井上聖也

　　【発表演題】
　　　食道胃接合部癌における術式別短期成績の比較
　　　　高杉　遥，後藤正和，井上聖也，藤原聡史，細川暉雄，竹内大平，住友弘幸，森下敦司，三崎万理子，
　　　　鳥羽博明，滝沢宏光

　　　吻合部トラブル回避のわれわれの工夫 ～吻合法の比較検討～
　　　　井上聖也，後藤正和，藤原聡史，高杉　遥，細川暉雄，竹内大平，住友弘幸，森下敦司，三崎万理子，
　　　　鳥羽博明，滝沢宏光

　　　食道癌根治術後の再発症例の検討
　　　　藤原聡史，後藤正和，井上聖也，高杉　遥，細川暉雄，竹内大平，住友弘幸，森下敦司，三崎万理子，
　　　　鳥羽博明，滝沢宏光

　　腹臥位胸腔鏡下食道亜全摘術の術後短期成績について
　　　　後藤正和，井上聖也，藤原聡史，高杉　遥，細川暉雄，竹内大平，住友弘幸，森下敦司，三崎万理子，
　　　　鳥羽博明，滝沢宏光