『第65回関西胸部外科学会学術集会』に参加しました。
静岡県は浜松市で開催されました第65回関西胸部外科学会学術集会に参加してきました。コロナ禍となっては逆に珍しい現地開催のみという開催形式であり、久しぶりに高速バス、新幹線を乗り継いでの県外出張となりました。
食道のセッションは1つの部屋のみで2日間行われました。ランチョンセミナーに食道関連の演題はなく、書籍コーナーも食道関連は2冊のみで、他ほぼすべて心臓・呼吸器関連という悲しい現状でした。全員懇親会も人数制限のため残念ながら参加できませんでしたが、個人的に浜松名物は頂いて参りました。
発表内容は食道切除術後の吻合部狭窄に関する検討です。手縫い吻合法についての質問・アドバイスを頂くことができました。各施設とも手技に違いはありますが、縫合不全、吻合部狭窄ともに優れた成績を残されており、我々もさらに成績を向上させないといけないという思いです。現地で他の発表を拝聴することは、WEBで視聴するよりも緊張感があり刺激を受けます。日々漫然と臨床を行うのではなく、戦略・計画をもって遂行していく必要性を痛感しました。臨床上の疑問はないか、常に問いかけながら次回の発表のテーマを考えたいと思います。
留守中、教室員の皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。このような発表の機会を与えて頂き、感謝申し上げます。
後藤正和
【発表演題】
《Case Presentation Award 呼吸器2》
座長 近藤和也
《シンポジウム(食道)》
Risk factors for anastomotic stricture after esophagectomy
後藤正和,藤原聡史,井上聖也,吉田卓弘,滝沢宏光