第57回日本癌治療学会学術集会に参加しました。
第57回日本癌治療学会学術集会に参加して
2019年10月24日~26日に福岡国際会議場・福岡サンパレス・マリンメッセ福岡で開催された第57回日本癌治療学会学術集会に参加しました。今回は「社会と医療のニーズに応える」というテーマで、岐阜大学 吉田和弘先生が会長を務められました。
今回わたくしは、頭頚部の診断・治療のセッションで「食道癌の気管・気管支浸潤の診断における超音波気管支鏡の有用性」というタイトルで発表しました。かねてから積極的に研究を行っているテーマですが、いつもの食道領域の専門家の集うセッションではなく、耳鼻科や頭頚部外科、放射線科、内科など様々な専門分野の先生たちの前で発表したので、とても新鮮な反応を感じました。検査の具体的な手順や危険性などの質問や、どこの施設でも実施できるのでしょうか、など、より実践を視野に入れた質問を多数いただきました。発表のあとも個別に質問やコメントをしていただき、みなさんに注目していただいて、とても有意義でありました。自分の発表のあとは、胃がんや大腸がんのセッションを渡り歩き、他の専門領域の最先端の治療をアップデートしました。
非常に有意義な学会であったと思います。留守中に病棟業務を負担してくださった病棟スタッフの皆様、交通の手配をしてくださった医局秘書の皆様に御礼申し上げます。そして、このような貴重な機会を与えていただいた丹黒 章先生に深く感謝いたします。
文責 西野豪志(平成16年卒)
【発表演題】
《要望演題19》局所進行食道癌の治療戦略
座長 丹黒 章
《要望演題》
肝細胞癌肺転移に対するインドシアニングリーン蛍光下手術
河北直也,滝沢宏光,竹原恵美,宮本直輝,高嶋美佳,松本大資,坪井光弘,鳥羽博明,吉田光輝,川上行奎,
近藤和也,丹黒 章
《一般口演》
食道癌の気管・気管支浸潤の診断における超音波気管支鏡の有用性
西野豪志,井上聖也,後藤正和,吉田卓弘,丹黒 章
《一般演題》
周術期乳癌に対するアルブミン懸濁型パクリタキセルの有効性についての検討
武知浩和,溝渕 海,笹 聡一郎,青山万理子,森本雅美,井上寛章,兼松美幸,鳥羽博明,吉田卓弘,丹黒 章