第74回日本消化器外科学会総会に参加しました。

 7月17日~19日まで,東京品川にて第74回日本消化器外科学会総会が開催されました.
私は,18日から東京へ行き,1泊2日で参加させていただきました.今回は,ゆっくりしようと思っておりましたが,結局弾丸トラベルとなってしまいました.

7月18日には,丹黒先生の座長と吉田先生の堂々たる英語のDFPの発表がありました.

  主題関連演題18 【食道】 食道癌手術における再建のbest practice2
    [座長] 丹黒  章
  
  シンポジウム
   Evaluation of neoadjuvant therapy for esophageal cancer and postoperative treatment option
   Strategies based on the efficacy of preoperative DCF in cStage II,III thoracic esophageal cancer
    [Speaker] Takahiro Yoshida

夕方には,「第6回縦隔アプローチ食道癌根治術研究会」が開催されました.
そこでも,丹黒先生は,特別講演として,
「食道をくり抜くー縦隔鏡下食道切除術―根治性と低侵襲性の両立」について発表されました.
縦隔鏡の歴史を学ぶことができ,我々の縦隔鏡下アプローチについても全国の方々にアピールしていただきました.

そして,19日には,私の発表がありました.

  パネルディスカッション
   【食道】 食道癌手術における再建のbest practice
   食道癌手術における再建経路のBEST Choice 
    [演者] 井上 聖也

  

  人生初めてのパネリストであり,非常に緊張しました.丹黒先生も発表を見に来ていただき,心強かったです.座長の宇田川先生,渡辺先生の円滑な司会により,非常に活発なセッションとなりました.

  食道癌の再建では,ガイドラインにも記載されていないように,どの再建方法がいいのか,どの再建経路がいいのか,確実なものはいまだありません.各施設での工夫や特徴について討論でき,非常に勉強になりました.著名人たちと議論することができ,大変光栄でありました.STDの重要性についてアピールすることができました.丹黒先生も真剣に私の写真を撮っていただきました.

食道癌手術の再建について,徳島大学食道外科が全国でリードできているのではないかと,これからも頑張っていきたいと思いました.

留守中に病棟や外来をしていただいた先生方,ありがとうございました.これからも次のことを考え,時代についていくのではなく,時代を作っていきたいと思いました.

井上聖也

2019.07.22