研修医2年目の先生が、病院・手術見学に来られました。

 6月5日(月)に東北地方から、研修医2年目の先生が、病院・手術見学に来られました。
研修医を卒業したら、呼吸器外科を志望されており、中四国での就職を希望とのことでした。中四国にたくさん病院がある中で、この徳島大学の胸部・内分泌・腫瘍外科を選んでいただいたのは、非常に光栄なことと思います。私としても大変うれしいことであり、気合いが入っておりました。
 見学当日の月曜日は、当科の手術日で、呼吸器の手術をはじめ、食道、乳腺、甲状腺の手術があり、すべての手術を見学してもらいました。最近の呼吸器外科手術は、区域切除の有効性が証明され、区域切除が多くなってきており、ロボット支援手術、単孔式も増えてきております。見学当日は、胸腔鏡下肺区域切除を朝から行っており、見学してもらいました。肺区域切除は、区域間を同定するのが難しく、てこずるところですが、肺血管処理後にインドシアニングリーンを使用し、区域を同定する画期的な手技も見ていただきました。
 また、当科は、領域(呼吸器外科、食道外科、甲状腺外科、乳腺外科)で分かれておりますが、手術の際には領域に関係なく、みんなで手術を手伝うということが基本であり、そういうところも見学してもらいました。

 当教室の雰囲気を体験していただき、アピールできたと思います。見学の次の日は、初めて訪れた徳島を観光するとのことで、徳島の行くべき観光地、おいしいラーメン屋など紹介しました。徳島を満喫できたでしょうか?来年度に徳島で一緒に働けることを祈っています。見学に来てくれて、ありがとうございました。

2023.06.14