Tokushima Respiratory Skills Lab 「気管支鏡実技セミナー」を開催しました。

2021年3月6日(土)、気管支鏡実技セミナーを行いましたので報告致します。
近年、気管支鏡検査でのより確実な診断が求められ、その方法を理解し技術を習得する事は大切です。昨今のCOVID-19感染の影響で学会主催のセミナーも軒並み中止となり、トレーニングの機会が減っている中、今回、当科が事務局となりトレーニングモデルを活用したEBUS-TBNA, EBUS-GSの気管支鏡実技セミナーを行う運びとなりました。
半年程前より様々な部署へ調整を行っていただいた当事務局代表の鳥羽先生のご尽力により、本セミナーは呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医制度の業績としても認められました。

  主  催:日本呼吸器内視鏡学会中国四国支部会
  協力企業:オリンパス株式会社
  後  援:中国・四国広域がんプロ養成コンソーシアム

当日13時、会場のスキルスラボに参加者が集まり、当科の河北先生の司会のもと、当科の滝沢先生の開会のあいさつでセミナーが始まりました。髙嶋/松本先生の講義の後、いよいよ実技コースです。
徳島県内より参加した外科医10名、内科医9名、初期研修医6名の計25名の受講生と10名の講師が4つのブースに分かれ、手技を確認しながら順に実践していきました。グループ内では検査の準備から手技や細かいコツまで、実際に手を動かしながら繰り返し行うことで、着実に手技を習得することができていました。終盤では受講生同士でも教え合うまでになり、さらに理解が深まったようでありました。実際にターゲットを模倣したみかんゼリーを生検できた際には、グループ全体で歓声が上がるほどで、多くの学びと達成感を得た実技トレーニングとなりました。
時間いっぱい皆が集中して取り組んだ実技コースを終え、当院呼吸器内科の軒原先生からの閉会のあいさつをいただき、盛会のうちに本セミナーを終えることができました。

参加者の真剣な横顔から、今後さらに気管支鏡検査を習得していこうとする医師にとっても、進路を迷っている研修医にとっても、実り多いセミナーであったのではと思います。
当日参加いただいた受講生やスタッフの方々、事前の準備から本セミナー開催のためにご尽力いただいた多くの方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。

高嶋美佳

 

ご協力頂きました皆様に感謝します。ありがとうございました。

2021.03.15