第46回四国食道疾患研究会学術講演会を開催しました。

 1月31日(土)、とくぎんトモニプラザにて第46回四国食道疾患研究会学術講演会を開催いたしました。本研究会は1981年に第1回が開催され、今年で46年目を迎える歴史ある研究会であり、当教室が事務局を務めております。
 一般講演には18演題のご登録をいただき、手術手技、ロボット手術、術後合併症、薬物治療の有害事象に加え、多職種(特定行為看護師、リハビリテーション部)からの発表など、非常に幅広い内容について活発な議論が行われました。当教室からは、松井 栞先生および阿部祐也先生が、それぞれ拡大手術およびCRT後有害事象について発表されました。
 特別講演では、国立がん研究センター東病院 食道外科 診療科長の藤田武郎先生をお招きし、「食道癌手術の取り組みと今後の展望について」と題してご講演いただきました。専門医取得を目指した食道手術のポイント、ロボット手術のコツ、ロボット支援縦隔鏡手術(RACE)、免疫チェックポイント阻害剤(ICI)時代における至適リンパ節郭清、さらにctDNAや再生医療を含む今後の展望について、手術動画を交えながら分かりやすくご解説いただきました。
 研究会終了後の懇親会には多くの先生方にご参加いただき、和やかな雰囲気の中、有意義な交流の場となりました。
食道癌診療においてロボット手術および免疫チェックポイント阻害剤(ICI)が導入されてから5年以上が経過しております。今後も最新の知見と技術を取り入れ、日常診療の質の向上を目指すとともに、四国内における知見の共有と交流を一層深めていきたいと考えております。

なお、本研究会をもって丹黑 章先生が代表世話人を退任され、後任として滝沢宏光先生が就任されることが世話人会にて承認されました。丹黑先生におかれましては、長年にわたり四国食道疾患研究会代表世話人として本研究会の発展にご尽力いただきましたことに、心より御礼申し上げます。徳島においてこれほど充実した食道外科診療体制が確立されたのは、ひとえに丹黑先生のご尽力の賜物であります。今後も本研究会を通じて四国内の交流を継続し、互いに切磋琢磨しながら発展していけるよう努めてまいります。 

最後になりましたが、本研究会開催にあたりご準備いただきました井上聖也先生をはじめ、四国食道疾患研究会事務局の皆様に御礼申し上げます。また、特別講演の開催に際しご共催いただきましたコヴィディエンジャパン株式会社の皆様に感謝申し上げます。

後藤正和

 

 

   【発表演題】
     当番世話人、《特別講演》座長
       後藤正和

     《一般演題I》
       座長 井上聖也

     食道癌に対する化学放射線療法後に発症した収縮性心膜炎の2例
       阿部裕也,後藤正和,井上聖也,遠藤鋭人,松井 栞,辻彩花,竹原恵美,行重佐和香,竹内大平,
       藤本啓介,乾 友浩,宮本直輝,森下敦司,三崎万理子,井上寛章,河北直也,鳥羽博明,滝沢宏光

     縦隔鏡を併用し安全に切除し得た下咽頭癌と食道癌の同時性重複癌の1例
       松井 栞,井上聖也,後藤正和,遠藤鋭人,辻 彩花,竹原恵美,行重佐和香,竹内大平,藤本啓介,
       乾 友浩,宮本直輝,森下敦司,三崎万理子,井上寛章,河北直也,鳥羽博明,滝沢宏光

2026.02.02