第119回日本外科学会定期学術集会に参加しました。

     

 

 第119回日本外科学会定期学術集会の3日目「カダバーサージカルトレーニング(CST)推進委員会・厚生労働班会議合同企画」のセッションにおいて未固定カダバーによる教育と研究〜徳島大学の取り組み〜としてその現状と展望について発表してきました。日本のカダバートレーニングの普及に第一線で携われている外科学、解剖学、そして行政の登壇者の先生からは最新の動向が示されました。全国でCSTを運営している大学は厚生労働省の医療政策の後押しを受け、現在では41校にまで増加しています。カダバートレーニングを運営する大学は、地域の外科修練施設としての役割を担うことになりそうです。まだ、新しいガイドラインであり、この普及には社会の理解を得ながら慎重に進めていくことが欠かせません。

吉田卓弘

 

 2019年4月18-20日、第119回日本外科学会定期学術集会が大阪で開催され、参加してきました。とても大勢の外科医で賑わっておりました。西野先生は、18日であり、発表を聞くことができませんでしたが、20日の発表はすべて参加することができました。それぞれの分野で、自分で言うのも変ですが、素晴らしい発表でした。「全国に徳島大学あり!!」って、感じで本当に誇らしかったです。僕の発表も様々な方へ、メッセージを送れたかなと思っています。充実した学会でした。これからも頑張っていきます。ありがとうございました。

井上聖也

  

  

【発表演題】

4 月 18 日(木)   
   SF-012 サージカルフォーラム(12)
    食道-悪性-1    
     司会 丹黒 章                                            
   
   SY-7 シンポジウム(7)「局所進行食道癌に対する手術手技【Video】」
    気管浸潤を伴う進行食道癌に対する治療戦略―R0 手術を達成するための術前診断と手術 手技の工夫―
     西野豪志,吉田卓弘,井上聖也,兼松美幸,後藤正和,鈴木恵美,山田 亮,笹 聡一郎,武知浩和, 
     清家純一,丹黒 章

 

4 月 20 日(土)
   PD-17 パネルディスカッション(17)「上部消化管癌の周術期合併症に対する試み」 
    食道癌術後合併症対策のための様々な試み
     丹黒 章,吉田卓弘,西野豪志,井上聖也

   CST 推進委員会・厚生労働班会議合同企画
    未固定カダバーによる教育と研究 徳島大学の取り組み
     吉田卓弘,西野豪志,井上聖也,後藤正和,坪井光弘,青山万理子,鳥羽博明,吉田光輝,滝沢宏光,
     丹黒 章,金山博臣,鶴尾吉宏

   WS-22 ワークショップ(22)「外科治療における多職種介入栄養管理―NST が目指すアウトカム」
    当院における多職種介入による食道癌集学的治療のアウトカム
     井上聖也,吉田卓弘,西野豪志,鈴木恵美,山田 亮,笹 聡一郎,青山万理子,森本雅美,兼松美幸,
     後藤正和,武知浩和,丹黒 章,樫地彩実,濱田康弘
   
   WS-24 ワークショップ(24)「呼吸器外科における周術期管理と術後合併症への対策」 
    遷延性肺瘻の予測スコアは治療介入時期決定に有用である
     河北直也,鳥羽博明,鈴木恵美,山田 亮,高嶋美佳,松本大資,澤田 徹,坪井光弘,川上行奎,
     吉田光輝,滝沢宏光,近藤和也,丹黒 章

2019.04.18