第39回四国食道疾患研究会に参加しました。
2019年1月26日にサンポート高松で開催された第39回四国食道疾患研究会に参加しました。この研究会は、丹黒 章先生が代表世話人を務められている歴史ある研究会で、今回は当番世話人として香川労災病院の小林正彦先生が務められました。毎年、四国四県のいずれかで開催され、四国内の食道疾患を扱う外科医、内科医、放射線科医などが集まり、貴重な症例報告や新しい診断・治療法などについて活発に討論する楽しい研究会です。
当科から、丹黒 章教授はじめ、吉田卓弘先生、井上聖也先生とわたくし西野豪志が参加しました。会場には、高知医療センターに勤務中の高杉 遥先生と久しぶりに顔を合わせることができ、食道外科医として交流の深い香川県立中央病院の大橋隆一郎先生や、高知医療センターの渋谷雄一先生、高知大学の北川博之先生などと近況を報告しあうことができました。それぞれの発表は活発に討論され、非常に有意義な研究会となりました。
特別講演では、東京医科歯科大学 食道・一般外科学分野の東海林 裕先生が、『両側頸部気縦隔法を併用した縦隔鏡食道切除術~cadaver での術式開発および組織研究から実臨床の手術手技まで~』というテーマでお話いただきました。丹黒先生が開発した縦隔鏡手術がここまでメジャーになり、各所で様々な進化をし始めていることに、感銘を受けました。我々の手術にも参考になることがたくさんあり、非常に勉強になりました。明日からの診療に活かしていきたいと思います。東海林先生、本当にありがとうございました。
文責 西野豪志(平成16年卒)
吉田卓弘 先生 井上聖也 先生
【発表演題】
術前化学療法後に根治術が施行された進行食道癌における病理組織検査の意義
吉田卓弘,西野豪志,井上聖也,鈴木恵美,山田 亮,笹 聡一郎,後藤正和,武知浩和,丹黒 章
食道癌に対する縦隔鏡下食道癌根治術~縦隔鏡操作と経裂孔操作の連携による縦隔リンパ節郭清の工夫~
西野豪志,吉田卓弘,井上聖也,鈴木恵美,山田 亮,笹 聡一郎,後藤正和,武知浩和,丹黒 章
術後乳糜瘻に対する鼠径リンパ節アプローチによるリンパ管造影の有用性の検討
井上聖也,吉田卓弘,西野豪志,鈴木恵美,山田 亮,笹 聡一郎,後藤正和,武知浩和,丹黒 章