第30回日本呼吸器内視鏡学会学術集会

6/7-8東京にて開催されました『日本呼吸器内視鏡学会』に参加しました
梅雨入り?と思うほど湿度たっぷりな雨と日射しが交互に訪れてきた6月某日(7日~8日ですが・・)、第30回日本呼吸器内視鏡学会が東京ドームホテルにて開催されました。ホテルの施設を利用している事もあって屋外の不快指数の高さを忘れてしまう程、会場はとても美しく完備されていましたが、想像していたよりはこじんまりしており地下1階の5会場でそれぞれの発表が行われました。当科からは、近藤先生を始め吉田光輝先生、鳥羽先生が参加されましたが、僭越ながら私も発表の機会を設けていただきました。
学会名の通り、報告・紹介される内容は内科外科共通関連が多く占めていましたが何といっても気道ステントと超音波内視鏡の話題が中心だったような気がします。気道ステントに関しては、種々の材質や形状が開発され病変・病態に応じてどのようなステントを選択するかが議論となりますが、シリコンか金属か、はたまた抜去か永久留置かといった議論を解決してくれそうなステントを一つ紹介させて頂きます(もちろん某聖○リア△ナ医科大学発表からのパクリですが・・)。従来の気道ステントの長所を生かし欠点を補うという、まるで公共広告機構からクレームが出そうな触れ込みのそのステントはハイブリッドステント(形状記憶合金ニチノールをポリマーでフルカバー)というものです。これは形状保持力と均等な拡張力というシリコン及び金属ステントの長所をそれぞれ生かしつつも簡単に留置できそして何と抜去可能という代物だそうです。10例の留置症例を報告、従来のステントと比較検討し遜色しない結果を得ていたと報告されていました。簡単(!/?)に抜去できて拡張力は金属ステントに劣らないなんて夢のような話だし、そうしたら今までの適応に関する議論は何だったんだろう?と思わないでもないのですが、研修医二年目の私にとってはかなりの衝撃的ニュースでした(あんまり衝撃的でなかったらすみません)。
また急速に普及しつつあるEBUS-TBNAについてですが、千葉大学や聖マリアンナ大学に限らず多くの施設でトライされており症例を収集しているようでした。中枢病変、特に縦隔リンパ節N2診断に対しては縦隔鏡、あるいはFDG-PET
CT、MRIなど画像診断の限界を克服できる手技として外科内科共通の話題でありますが、末梢病変に対してもGuide
sheath併用によってアプローチ可能な領域や疾患が多い事に驚きました。呼吸器疾患の常識・非常識について不分別な私の学会便りは何とも不甲斐ないものと思われますが、今回こうした機会を設けていただいた先生方を始め、学会発表に先立ち根気強くご指導下さった先生方、また学会当日優しい言葉をかけて頂いたり食事に連れて行ってくださった同門の先生方、本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。研修医になってから今までに総会などの全国学会に数々参加できた事は本当に先生方のお陰だと思っています。大学という教育機関で研修できた事は私にとって非常に有意義なものでありました。重ね重ねありがとうございました。
終わりになりましたが、鳴門のちょこっとグルメを紹介致します。「あらし」のかわはぎお造りやはまちお造りに飽きた方、鳴門のお寿司は如何ですか?駅前の汽車公園近くに「鮨勝」という小さいながらもとても美味しいお店があります。少し遠くまで足を運びたい時、のれんをくぐってみて下さい(といいながら私は今、話題のイタリアン○ガッチにはまっています)。
それでは夏本番、お身体ご自愛下さいますよう。
兼松美幸