May 29 - June 2 , 2009
Orland, Florida
American Society of Clinical Oncology 45th Annual Meeting 2009
2009年ASCO総会に参加して
2009年5月29日から6月2日までアメリカフロリダ州オーランドで開催されたASCO総会に参加致しました。
参加者は、丹黒 章教授と岡崎でありました。
学会のテーマは、「癌治療の個別化」は患者、社会にベネフィットをもたらす、でありました。
私は、当科で行っております、進行乳癌に対するネオアジュバントでの S-1+Docetaxel の臨床試験でポスターセッションでの参加でありました。S-1が日本で開発された経口抗癌剤である為に、S-1に関する内容と有害事象に関する質問が主なものでありました。進行再発胃癌に対する、S-1+Docetaxel 療法は、米国の腫瘍学者の間ではかなり知られている印象がありました。
学会の印象は、会場が巨大で、演題数が多く、演題を絞って講演を聞くべきと思われました。学会抄録もテーマ別、日付け別に構成されており、使いやすい物でした。会場の周辺のホテルから10分前後の割合でシャトルバスが巡回しており、交通の便は整備されておりました。RECIST基準の改定も本学会で発表されました。乳癌関係では、分子マーカーに関するものが多い印象を受けました。
今回、東洋諸国からの口頭発表での採用がゼロの状況であり、敷居の高さを感じました。ヨーロッパ諸国からは、口頭での発表が採用されておりました。日本の抗癌剤治療は、薬の認可がアメリカの約3年遅れの状況であります。世界初で日本全国で行う第Ⅲ相試験を行わないと、ASCOの口頭での演題採用は困難との印象を受けました。
日本で問題となっている新型インフルエンザは、フロリダでは全く問題となっていませんでした。
以上、学会報告とさせて頂きます。
今回この様な貴重な経験をさせて頂きました丹黒 章教授、並びに色々と御指導して頂きました医局の先生方に感謝致します。
岡﨑憲二