第32回四国食道疾患研究会

32回四国食道疾患研究会に参加して

  愛媛県で行われた第32回四国食道疾患研究会に丹黒 章教授,後藤正和先生と参加してきました。関連施設からは徳島赤十字病院・湯浅康弘先生、高知医療センター・谷木利勝先生、河北直也先生がされていました。私は「食道癌治療におけるGlasgow prognostic scoreによるリスク評価」という演題を発表しました。血清アルブミンとCRPを用いたscoreが、悪液質を反映するだけでなく、化学療法の有害事象や術後短期・長期予後に関するリスク因子になるという内容です。そして光栄なことに全15演題の中から優秀演題として選出して頂けました。また後藤先生と共に各演題に対しても積極的に質問し、清家純一先生より仰せつかっていた徳島大学食道外科の威厳を示してくるミッションをなんとかクリアできたのではと思っています。

特別講演は大阪市立大学の大杉治司先生による「胸腔鏡下食道根治術‐拡大視野下解剖層に沿った縦隔郭清と成績‐」という内容で、本の頁を捲るような膜構造の展開や微細解剖を動画とシェーマを用いて分かりやすく御講演下さりました。講演の最後に括っていた「surgical anatomy」を越えた「surgical histology」の域に達してきているというフレーズがとても印象的でした。当科も鏡視下手術への移行を進めている段階であり、丹黒教授の脚を引っ張らないようチームとしての底上げが急務であると思いました。

文責:古北 由仁

 『食道癌pT1症例の検討』
高知医療センター 河北直也先生

『食道癌治療におけるGlasgow prognostic scoreを用いたリスク評価』
           当科 古北由仁先生

『食道癌術後に横隔膜ヘルニアからイレウスに至った1例』
         当科 後藤正和先生

当科 丹黒 章教授

日時 : 2012年2月4日(土)
会場 : 松山市総合コミュニティセンター

『当科における腹臥位胸腔鏡下食道切除術の導入と成績
       徳島赤十字病院 湯浅康弘 先生

***古北先生が『優秀演題賞』を受賞しました***

 24日に松山で行われました、第32回四国食道疾患研究会に参加してきました。移動は高速バスで、古北由仁先生と道中ご一緒させていただきました。研究会の開始1時間前に会場入りする(世話人会の約30分前)という気合の入りようであり、早々に我々の熱意をアピールできたと思います(しばらくの間、会場は我々2人のみでした)。

本研究会は四国で食道疾患を扱う病院の高名な先生方が参加されており、同門の高知医療センター・谷木利勝先生、河北直也先生や徳島赤十字病院の湯浅康弘先生とお会いすることができました。発表では鏡視下手術の演題や症例報告など、それぞれの病院での現状を伺い知ることができました。私の発表は、「食道癌術後に横隔膜ヘルニアからイレウスに至った1例」でしたが、大阪市立大の大杉先生からもコメントを頂きました。また本研究会での優秀演題賞を、古北先生が見事に受賞されました。当教室の存在感をアピールできたのではないかと嬉しく思いました。特別講演は大杉先生による鏡視下手術による拡大視野下解剖に沿った縦隔郭清についてであり、今後鏡視下手術を行っていくうえでとても勉強になりました。夜は松山にて古北先生とともに祝杯をあげ、日頃の疲れを癒しました。

本研究会を通して、ますます鏡視下手術の必要性を痛感し、また演題の発表においては、case reportだけではなく、より高尚なテーマで臨めるようでなければならないと感じました。

最後にこのような発表の機会を与えていただきました丹黒教授に感謝するとともに、予行でご指導いただきました先生方、留守中お世話になった先生方、医局秘書の方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。

後藤正和(平成16年卒)