古鑒高懸 

― Back to the Future of Surgery ―

会期 : 2010年4月8日(木)~10日(土)
会場 : 名古屋国際会議場

特別ビデオセッション1「乳腺・内分泌-2」
司会 丹黒 章

110回日本外科学会に参加して

 今年の外科学会は名古屋国際会議場で開催されました。思えば十数年ぶりに乗った新幹線に感激し、快適な旅でした。新幹線は座席も広く、比較的静かで、禁煙がちゃんと守られており、小さい頃に乗ったイメージとはずいぶん違いました。今後も学会の移動には是非新幹線を利用しようと思いました。

 9日は朝8時からのセッションでの発表でした。5時30分に起床し(普段より早い_ _;))、学会場に向かいました。外科学会における乳癌のセッションで、しかも朝いちということで、聴衆は少なかったですが、私のテーマとして定着しつつある(かな?)CTLGの発表を行いました。学生時代にご指導いただき、CTLGのセッションではいつもご質問いただく山口大学・山本先生にコメントを頂き、無事発表を終了しました。乳癌学会や外科学会で発表してきたCTLGのテーマですが、やはり客観性をいかに評価するかが課題です。今後もさらに検討を続けたいと思います。
 会場では梅本先生、山井先生、湯浅先生にお会いし、近況をお話ししました。やはり学会では同門の先輩方にお会いできるのが醍醐味です。この日は当教室の監崎先生、山本先生、森本先生、後藤先生の発表がありました。学会では当教室での研究の成果が世の中でどのように評価されるかを直に知る事ができ、今後どのような方向で研究を継続するか指標になります。他分野の発表を聞く事で自分の視野も広がり、気分を変える事が出来ました。そして夜には外科学会では初めて全員懇親会に参加しました。さすがに規模が大きい!人の数に圧倒されつつも有名料亭のお料理をしっかりいただきました。露口 勝先生や森本忠興先生にもお会いし、徳島大学関連テーブルはさながらプチ同門会でした。夜は全員懇親会の流れで栄の街に繰り出し、名古屋コーチンを食べながら楽しいひとときを過ごしました。
 翌日はまず女性外科医のキャリアパスというセッションに向かいました。ここでは女性外科医師を取り巻く環境と改善に向けた提言が行われました。やはり出産・育児と仕事の両立が問題点でしょうか。とても難しい問題です。このセッションで発表された田所先生にはその後、個人的に人生相談に乗っていただきました。女性外科医には心から相談できる相手が少ないと言うのが問題を深刻化しているのかもしれません。医局内に境遇を分かち合える複数の女性外科医がいる事が理想的です。今は所属が違いますが医局の先輩にお話しを聞いていただいて少し心が軽くなりました。私も続く後輩に胸を張れる女医であり、相談に耳を傾けてあげられる先輩でありたいと思います。最後に胸腺のセッションを聞きました。かの有名な正岡先生のお話を聞く事が出来、感激いたしました。

 滝沢先生の切符紛失事件も無事解決し、無事名古屋の旅を終えました。歳のせいか帰ってきて寝込みましたが、大きな学会に参加する事で刺激を受け、明日からの研究、臨床に気持ちを新たにする事ができました。  

                              中川美砂子

中川美砂子先生

森本雅美先生

中川靖士先生

山本洋太先生

監崎孝一郎先生