13th World Conference on Lung Cancer

July 31 - August 4 , 2009

SAN FRANCISCO, USA

International Association for the Study of Lung Cancer (IASLC)

1日目(731日)
世界肺癌学会参加のため、サンフランシスコへ行ってきました。出席者は、大学からは近藤先生、滝沢先生、鳥羽先生と長尾、近藤先生のもとで研究を行っている名村さん、市民病院から三好先生、松岡先生の7人で出席しました。約9時間のフライト後、待ち受けるのは入国審査。今まで数回一緒に海外学会に行きましたが、M好先生は必ず、入国審査でいろいろ質問攻めにあい、時間がかかるのですが、今回もやはり・・・・。
サンフランシスコには昼前についたので、午後から市内観光を行うことにして、屋根のあいた2階建て観光バスに乗ることにしました。乗り場に行くと、“はっぷんはっぷん??”と誘ってくるバスの呼び込み人がいたのですが、あまりの勢いの良さに圧倒され、意味も分からず、この人の言うがままバスに乗り込みました。バスをみると、HOP ON HOP OFFと書かれており、乗り降り時由と言いたかったのねと納得しました。毎週、医局の英会話レッスンを受けているので、今回は腕試しだ(^O^)/と気合はいっていたのですが、いきなりの早口で聞き取れずちょっとショックでした。ゴールデンゲートブリッジを歩いて渡りたいというM好先生の提案で、ゴールデンブリッジを渡りきったところで、バスを降り、歩いて引き返してきました。風にビュービューふきつけられ、3km近くある橋を、なぜ、到着日に?と疑問に思いながらも、眺めはいいし、こんな経験はもうないだろうと自分たちを励ましながら頑張りました。渡ったのはいいけど、帰るバス停がわからず、公園の中をさまよい、たぶん1時間以上歩き続けたのはないでしょうか?後で地図を見ると広大な公園をさまよっていました。おかげで第1日目の夜はぐっすり9時間も爆睡してしまい、この学会中、時差ぼけになることは全くありませんでした。

長尾妙子

2日目(81日)
2日目は私のポスター発表の日でした。ポスターをはり、回りを見てみると、去年参加したAACRでは、基礎的なテーマが多く、分野が異なると全くわからなかったのですが、世界肺癌学会では臨床の発表も多く見られました。私のテーマは、簡単にいうと、クロム肺癌のcarcinogenesisで、前癌病変のどの段階で起こってくるのか調べることでした。臨床は途中で乳腺外科にかわったのですが、研究は肺癌を続けてきました。今年は大学院を卒業予定だし、これで肺癌の研究も終わりだなあと思いながら(K教授ごめんなさい)参加したのですが、他のポスターを見ていると、次のテーマになりそうな興味深いものもあり、やっぱり続けみようかなと思ったりもしました。毎回海外学会に参加すると、英会話と研究を頑張ろうとモチベーションが上がります。もりあがるのはいつものこととみんな思っていると思いますが、今回は論文も書いてがんばります!! 研究は名村さんも一緒にしてくれるということなので、がんばりましょう。(酔った勢いの約束でなければいいのですが・・・)

長尾妙子

3日目(82日)
この日は近藤先生と市民病院の三好先生の発表でした。近藤先生の発表はeポスターという発表形式で、事前に登録した発表データは会期内を通じて会場のPC等でアクセスして閲覧することができます。そして同一分野の発表数題をディスカッサントがまとめて発表するというものです。ディスカッサントの好みにより総括の方法には偏りがあり、あまり発表内容に言及されなかった近藤先生はお怒りでした。しかし、近藤先生の発表へのアクセス件数は多く、周囲の関心の高さを物語っていました。三好先生のポスター発表は蛍光気管支鏡に関する発表であったため、肝心の発表内容よりも蛍光気管支鏡に馴染みがないであろう国の人々からの装置の仕組みに関する質問などが飛び出て三好先生が困る一場面もありました。この日のディナーはガイドブックで見つけたイタリア料理を食べにいきました。ホテルに帰るとメンバー7人全員で近藤先生の部屋に集合し、ツアー恒例の近藤先生の説教部屋が開催されました。2外科の将来などについてアツく語るうちに夜は更け、気づけば時計の針は午前3時を指していました。日々の仕事に忙殺され、普段いっしょにいながらなかなか腹を割った話ができない仲間が、次の日の予定を気にせずにゆっくり語り合えるのも海外学会の魅力のひとつと思います。

滝沢宏光

4日目(83日)
この日は筆者(滝沢)のポスター発表でした。ポスター発表のスタンディングタイムは30分のみで、その間はポスター近傍で緊張しながら待っていましたが幸い(?)質問を投げかけられることはありませんでした。午後は学会主催のツアーにあてられていたので発表等はなく、皆それぞれに買い物などに出かけました。この日のディナーは、アメリカらしいものも一度くらいは食べておきたいというところで皆の意見が一致し、ややサンフランシスコ中心部から外れたステーキハウスへ行きました。当然の如くサラダもステーキもデザートもアメリカンサイズでとてもすべては食べきれませんでしたが、さすがに兼松先生推薦のお店だけあってお肉は柔らかく美味でした。

滝沢宏光

第5日目(84日)
この日は、私と松岡先生の発表日でした。しかし、二人ともe-posterでした。学会期間中は会場で常に閲覧可能という状態であったため、ポスターを貼るわけでもなく、会場で立っておくという必要もなかったので、サンフランシスコ最後の滞在日であったこともあり、ワイナリーを見に少し遠出をしようということになりました。「サンフランシスコに行ったら、カリフォルニアワインのワイナリー巡りを是非に」との兼松先生の勧めがありましたし。
 日本人のおじさんガイドが運転する車に乗り込み、学会会場の横をスルー。約2時間程度かけてナパバレーという地域に向かいました。途中、おじさんのワインに関する薀蓄を聞きながら・・。まったく頭に入らないまま目的地に到着。最初のワイナリーはおじさんお勧めのワイナリーでした。こじんまりしたやや控えめな感じのたたずまいで、そこでわれわれは何回か試飲させてもらい、午前中からすでに酔っ払ってしまったのでした。昼食は天気がよかったので屋外でとり、その後もう一軒ワイナリーをめぐり、帰ってきました。

 鳥羽博明
 

第6日目(8月5日)
いよいよ帰途に。
サンフランシスコ国際空港に向かい、特に問題なく出国。飛行機に乗り込み、機内ではそろそろ日本食も恋しくなりつつ、映画を「X-men」ほか3本を制覇。粛々と帰ってきました。
今回の世界肺癌では、やはり
TNM分類が改訂になるということが大きな話題であったような気がします。EBUSなどの気管支鏡を用いた肺癌の診断に関してはそれほど真新しいことはありませんでした。その他、いろいろな分子標的治療薬の治験が進んでいることや、ポスターでもいくつか興味深いものもあり、今後の臨床や研究にいかしていこうと思った次第です。

 このような素晴らしい機会を与えていただいた丹黒先生はじめ医局員の先生方に感謝します。

 鳥羽博明
 

The use of aberrant gene methylation as a molecular marker for sputum cytology examination

Kazuya Kondo

Sentinel Lymph Nodes Detection Using Indocyanine Green in patients with Lung Cancer

Hisashi Matsuoka

The efficacy of computed tomography-guided bronchoscopic metallic coil marking for small peripheral pulmonary lesion

Hiroaki Toba

Reduced expression of DNA mismatch repair gene hMLH protein in early stage of carcinogenesis of chromate Lung cancer

Taeko Nagao
A pilot study of auto-fluorescence imaging bronchoscopy for a diagnosis of the early lung carcinoma and narrow-band imaging bronchoscopy for a diagnosis of the carcinomatous lymphangitis

Takanori Miyoshi
Lymph atic vessels in lymoh node-positive lung adenocarcinoma

Hiromitsu Takizawa
NagaoDr.pdf へのリンク
KondoDr.pdf へのリンク
MatsuokaDr.pdf へのリンク
TakizawaDr.pdf へのリンク
TobaDr.pdf へのリンク
MiyoshiDr.pdf へのリンク

三好孝典先生(左)・滝沢宏光先生(右)

長尾妙子先生(左)・近藤和也先生(右)

松岡 永先生