『徳島VATSトレーニング』を開催しました。

徳島VATSトレーニング -明日の呼吸器外科医を創る-

 2019年8月31日に徳島VATSセミナーを開催しました。
COVIDIEN 様との企画のもと、全国学会のセミナーにも勝るすばらしい機器を準備してくださり、開催できる運びとなりました。
 徳島県の外科医師が同じ方向を見て患者様を直していくこと、また、同じ考えのもと、手術、診療に向き合い、鍛錬することから、日本の医療を良き方向へ導くことを大きな目標として、この会を開いています。その中で、徳島県の肺手術の定型化も目指しています。
 徳島県立中央病院、徳島赤十字病院、徳島市民病院、徳島大学から、受講者が13名、講師5名とたくさんの医師が参加してくださいました。5時間ほどの講習でしたが、始まると、皆、夢中になって同じカメラに向き合う姿から、彼らが素晴らしい外科医として育つであろうことを確証しました。
皆、楽しく、満足してくれたことと思います。
 徳島県や関連施設の外科医療を皆で協力して支え、同じ場所で診療、手術をする協力体制を考えており、この講習会をその一歩にしたいと考えています。これからも、講習を根気強く続け、負けずに前へ進んでいきましょう。

                     総務医長 吉田光輝

 

徳島VATSトレーニングに参加して
 今回の会は4台の胸腔鏡システムを使用したドライラボでしたが、肺モデルがとてもリアルで驚きました!肺実質、葉間、肺動脈、肺静脈などが現実の解剖に即して配置されており、staplingなどの感覚も本物に近いといえます。一般的な胸腔鏡操作を後輩や研修医の先生たちに教えつつ、血管周囲などのキーポイントでは先輩達のTipsに耳を傾けました。
研修医の先生方が執刀医としてのトレーニングを受ける機会はほとんど無いので、貴重な機会として楽しんでもらえたのではないでしょうか。この会をきっかけとして未来の呼吸器外科医が現れることを切に願います。
会を企画して下さった広瀬先生、滝沢先生、吉田先生、そしてMedtronicの皆様、貴重な機会をありがとうございました!

徳島県立中央病院 外科 住友弘幸

 

  

     

   

  

 

2019.09.02