第31回日本内分泌外科学会総会に参加しました。

 2019年6月13-14日、東京で開催された第31回内分泌外科学会総会に参加させていただきました。
坪井先生は甲状腺濾胞性腫瘍の術全診断について当院での症例データを用いて検討され、発表されていました。このテーマについては様々な報告や検討があり、今回も他施設からも様々な検討がされていましたが、やはり術前診断は難しい印象です。個人的には超音波検査の所見が最も有用と考えていますが、主観的な評価になってしまうので、検討項目に加えるためには工夫が必要かもしれません。また私自身も検討を行ってみたいテーマです。
私は、甲状腺悪性リンパ腫の診断における穿刺吸引細胞診の有用性について検討を行い、報告しました。当院での成績を振り返るとともに、細胞診の技術的な部分や診断における反省点・課題を検討することができました。今回、細胞診の所見を評価するにあたり、病理部の坂東良美先生に大変お世話になりました。今後は最終病理標本の所見を加えて再検討するという課題も出来ました。
 徳島大学から二人の参加でしたが、二人とも口演発表をさせていただくことができました。採択枠が少ないのですが、口演以上の上級演題にチャレンジしていきたいです。
また、今回は、徳島で開催された関西胸部外科学会と同じ開催日であったため、お手伝い等出来ず、申し訳ありませんでした。

青山万理子

 

  

     【発表演題】
       《一般口演》悪性を疑う濾胞性腫瘍の検査所見の検討
         坪井光弘,青山万理子,滝沢宏光,丹黒 章

       《一般口演》甲状腺原発悪性リンパ腫の診断における穿刺吸引細胞診の有用性についての検討
         青山万理子,滝沢宏光,坪井光弘,丹黒 章

2019.06.17