第38回日本胸腺研究会に参加しました。

 平成31年2月2日に名古屋市立大学で開かれた,第38回日本胸腺研究会に参加しました。当科からは近藤先生,吉田光輝先生,澤田が参加しました。徳島から新神戸まではバス,名古屋までは新幹線で向かいました。たまたま2月1日はサッカー日本代表アジア杯決勝戦vsカタールがあり,テレビの前で応援するも残念な結果となりました。

 翌日,やや意気消沈しながら会場に向かうと,胸腺・縦隔の専門家が熱い討論を交わされており,準備不足だった自分の発表はどうなるのかと急に不安を感じました。

 名古屋市立西部医療センター 原 眞咲先生のランチョンセミナーの後,「局所進行胸腺癌に対するCDDP+S-1による化学放射線同時併用療法の第2相試験(LOGIK1605/JART1501)」について,予定時間を大幅に超えるほど議論が交わされておりました。その後のセッションで私の発表になりました。発表後は東京大学などの先生から,為になるご指摘を受け,呼吸器外科学会の発表に向けて修正すべき点がわかり,発表してよかったです。吉田先生の発表も滞りなく終了され,私は新幹線の時間の都合上,途中退出しました。次回の第39回胸腺研究会は札幌で行われるとのことです。冬の北海道も魅力的だなと思いつつ徳島に戻ってきました。

 最後に留守中に病棟・外勤業務を負担してくださったスタッフの皆様、交通の手配をしてくださった医局秘書の皆様に御礼申し上げます。そして、このような貴重な機会を与えていただいた丹黒 章先生に深く感謝いたします。

 

                         文責  澤田 徹 拝

【発表演題】

《セッション3》治療Ⅰ
  座長 近藤和也 

 拡大胸腺摘出術における術式の比較検討
  吉田光輝,近藤和也,湯浅将生,池光大貴,澤田 徹,鈴木恵美,山田 亮,高嶋美佳,
  松本大資,河北直也,坪井光弘,鳥羽博明,川上行奎,滝沢宏光,丹黒 章 

 当院におけるMGに対する拡大胸腺摘出術後の予後成績
  澤田 徹,近藤和也,松井尚子,鈴木恵美,山田 亮,高嶋美佳,松本大資,河北直也,
  坪井光弘,鳥羽博明,吉田光輝,川上行奎,滝沢宏光,丹黒 章

 胸腺上皮性腫瘍の悪性度と7つの遺伝子におけるDNAメチル化の関係
  副島志帆,岸渕麗奈,六車京香,坪井光弘,梶浦耕一郎,澤田 徹,滝沢宏光,近藤和也

2019.02.02